2月の彼

明日、2月が終わるんですけどね・・・

いつからだろ。
2月っていう月は毎年いろんなことがありすぎる月になったのって。
特に23日前後って言うのは・・・

私ね、元彼を亡くしているんです。

亡くなったと聞いた時・・・嘘でしょ？ってことしか思えなかった。
お葬式に行っても、タイミング悪く最期の顔を見ることができなくって・・・
『斎場に着いた時に最期の顔が見れるかな』って思ってた。

でも、変なタイムラグが起きちゃって・・・
到着している時間のはずなのに斎場に辿り着けない・・・

でも、到着する時間をほんの数分だけ過ぎて到着した。

到着した時・・・
もう、半分くらい中に入っていくところだった。

奥さんとも知り合いだった・・・
奥さん、私を見つけて・・・泣き出した。
抱きしめることしか・・・できなかった。

・・・お骨拾いもご家族の意向で
友人たちみんなで参加することができたんだけど・・・

・・・私さ。
彼の頭蓋骨がすごく小さくて…白くてキレイなお骨に驚いちゃって・・・

お骨拾いのお部屋から出て待機部屋に戻った時に・・・
座り込んでしまった。

・・・ショックだった。

何年かぶりに会った彼には表情も何もなくて・・・
ただの白い・・・白い彼に会うなんて・・・

どうして、お葬式の時に無理してでも顔が見れなかったのかな。
どうして、何もいわずに逝っちゃうのかな。
どうして、あのタイムラグが起きたのかな・・・
どうして・・・どうしてって・・・

後日、彼の友人から聞いたお話。
『彼は、あなたには絶対に言えないことがあって
それを墓場まで持っていくって…実は僕もそのことを聞いたけど…
僕も墓場まで持っていくから』と。

まぁ～何かは大体察しはつくんですけれどね。
でも、もしこれ以外なら・・・なんだろ。。。。うぅ～ん・・・

でも、『墓場まで持っていく』という彼のことだから
きっと、やさしさなのかな・・・傷つけたくなかったのかな・・・
って思ったりもしています。

彼のことは永遠に忘れることはできない。。。

2004年2月23日。
彼が亡くなって3年が経っていた・・・
あの時、彼とお腹のこどもが守ってくれたのかな・・・

そうだとすると・・・ありがとう。